「ある先生の話」

某中学で生徒想いの先生がいた。

過ちをおかした生徒を厳しく叱り、時に励まし、

ユーモアもあって生徒からの信望の厚い先生だったそうだ。

 

しかしある年から状況は一変した。

その先生が生徒たちを叱ると失笑、嘲笑が起きるように

なったのだ。

いったい何が起こったのか。

 

実はある生徒が、その先生が生徒を叱っているところを

スマホで盗み撮りし、twitterで拡散したのだ。

 

画像はあっという間に生徒に広まり、面白おかしく

ネット上を駆け回り、先生の威厳は損なわれていった。

一部の心無い生徒のツイートのせいで。

 

SNSではいまだに常識外れの行動を写真に撮影して拡散・

炎上するケースがあとを絶たない。

種類は違うが上記の学生の件も同じだろう。

使う側にやっていいことと悪いことの区別がついていない。

 

SNSは正しく使えば素晴らしい道具なのは間違いない。

しかし使い方を誤ると人を傷つける凶器と化す。

テクノロジーはどんどん進化していくのだけど、

使う側のリテラシーが追いつかないのが現状だ。

 

逆に言えばSNSを提供する側はユーザーが冒す様々な

リスクを想定してサービスを提供する必要があるのかもしれない。

 ソーシャルネットワーキング=社会性をもったサービスが

社会を壊すことの無いように。

 
2014.07.07 18:48