「日本むかしばなし~音楽配信編~」

むかしむかし、まだネットによる音楽配信が始まる前のことだった。

 

ある日、日本の某メーカーの技術者が、音楽をデータとして

インターネットで配信するサービスと、それを受信して

持ち運びできるハードディスク型ポータブルオーディオ

プレイヤーの企画書を社内会議に提出したそうな。

 

当時CDは音楽の主役。まだまだ音楽が売れていた時代だ。

「そんなもの出したらCDプレイヤーが売れなくなるだろ!」

「いやそもそもCDが売れなくなっちゃうじゃないか!」

社内の猛反対にあってその企画書は闇に葬られたそうな。

 

そして、その数年後米Apple社からiPodが登場した。

 

ご存知の通りiPodは大ヒット、音楽配信サービスは

急速に普及し、その後のiPhoneの登場へと繋がり、

Apple社はニッチなコンピューターメーカーから一気に

世界のトップブランドに成長したそうな。。。

 

 

この話、もちろん当時その企画を不採用とした経営陣を

責めることはできない。

誰だって仕事がうまくいっている時に、それを壊す可能性

のある企画を採用することなんてできないだろう。

つまり、「あの時こうしていれば・・・」ではなく、

なるべくしてなった結果が今なのだろう。

 

企業は大きな成功を収めて安定期に入るとなかなか冒険が

できなくなり、現状維持と多少の改善だけが求められる。

しかしその後ろで新興企業達がが画期的なサービスに果敢に

チャレンジし、市場を一気に奪っていくことは十分あり得る。

 

チャレンジ精神を忘れたらいけないなあ。。。。

そんな教訓を含んだ逸話でした。

 

 
2014.06.23 17:33