地方都市におけるメディアの在り方

先日帯広のコミュニティFM(FM JAGA)の局長さんがご来社された。

その方のお話を伺っていて私は目から鱗が落ちる思いだった。

 

帯広(十勝)にはこのあたりをカバーする地方新聞

「十勝毎日新聞」がある。

 

夕刊紙なのだが、十勝エリアでは他紙を圧倒する

発行部数を誇り、なんとWEBには電子版まである。

 

ちなみに毎日と付くが毎日新聞社のグループでは無い。

 

ご来社いただいたFM JAGAも、この十勝毎日新聞の

グループで、他にも地元ケーブルテレビを所有している。

これにより地元密着のクロスメディアが可能で、新聞、

ラジオ、テレビを連動させた広告商品は人気があるそうだ。

 

さらに、この十勝毎日新聞社グループはイベントや

観光にも力を入れている。

 

帯広で毎夏行われる「勝毎花火大会」は全国でも屈指の

有名花火大会で、レーザー光線や音楽との連動システムなど、

ハイテクを駆使した超一大エンターテインメントなのだが、

この花火大会を企画、運営、実施しているのがなんと

十勝毎日新聞社だ。名前貸しだけの名義主催ではなく、

本当にメディアが自社で花火大会をやっているケースは珍しい。

この花火協賛新聞広告は毎年大人気とのこと。

 

観光で言えば、十勝千年の森セグウェイツアーなるものがある。

十勝毎日新聞社が行ってきた十勝の環境保護活動の一環で、

この山林の自然を様々な方に楽しんでもらおうというツアーだ。

セグウェイにのって十勝の山林を見て回るのだが、

要所要所には自然を活用した現代アートの展示もあって、

かなり楽しめるらしい。

 

このほかにも観光客誘致のためのホテル経営のほか、

東京銀座には十勝の食材を使った直営のレストランまである。

 

十勝毎日グループはただ単に番組や情報を放送する

メディア業だけではなく、町興しや観光、ひいては

地場産業の発展や雇用にまで少なからず寄与しているのだ。

 

そんなJAGA FMや十勝毎日新聞社さんには毎年大学や、

地方自治体の方々が見学、視察にきているとのこと。

 

局長さんは

「仕事を通じて地元に貢献できるのがうれしい。」

「通勤もクルマで10分だし、土地は安いし良いとこですよ。」

とおっしゃっていた。

 

地方都市におけるメディアの在り方のひとつの回答を

見た気がした。

 

それと同時に「幸せって何だっけ・・・?」

そんなこと考えさせられました。。。

 


2010.11.01 15:01