アプリが音楽業界を変える?

先日某音楽関連団体さんを複数社訪問する機会があった。

その際みなさんがクチをそろえておっしゃっていたのが

アーティストのアプリ配信の動きだ。

 

ご存じの通り音楽CD販売は絶不調、ダウンロードも横ばい

という閉塞ムードの音楽業界。その打開策の一つとして

アーティストアプリがにわかに盛り上がりつつある。

 

これは、わかりやすく言えば、アルバムの音源と電子写真集、

プロモーションビデオ、その他デジタルコンテンツを

ひとまとめにした音楽アプリだ。

 

このアプリを、アルバム発売と併せてスマートフォン上で

有料配信する。アプリだからアーティスト毎に

いろんな表現方法が可能で、これまでのCD販売や

音源ダウンロードとは異なる付加価値を提供できるのだ。

 

また、アプリだから違法な複製も困難だし、アイディア次第では

新たなマーケットを創出しそうだ。

 

ただし、ちょっとした問題もある。

 

基本的に様々なコンテンツのセット販売なので、

その中で音楽が占める価値をどう判断するか?

 

CDならば例えば10曲入りで2,000円ならば、

その2,000円が全て音楽に対する価値と考えられるが、

10曲入りで写真集やらビデオやらが入って1,000円だとすれば

いったい音楽の価値はその1,000円のうちの幾ら分なのか?

 

著作権管理の観点からするとそこは整理が必要な部分だろう。

 

いずれにしてもスマートフォンの普及に伴い音楽ビジネス

のあり方が変わっていくかもしれない。

 

まあ、ファンとしてはアプリもCDも両方買うんでしょうけど。

 
2010.10.26 20:20