radikoと無法アプリ

 

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今週はいろいろあったなあ。。
写真は今週社員一同でやったお花見の夜桜。

 

さて、ここ最近ラジオ業界で一番の話題は
地上波IPサイマルの【radiko(ラジコ)】だ。

海外では以前からラジオがインターネットでも
聴ける環境が普通にあるのに、何故日本は
これまでできなかったのか?

 

それは日本特有の権利の壁である。

 

ラジオ放送には様々な権利を有するコンテンツが
使われている。

放送局は通常これを地上波の電波で使う許諾しか
得ていない。
なのでインターネットで地上波の放送をそのまま
流そうとすると音楽の著作権、原盤権、出演者の
事務所の許諾スポーツ興業の権利者、ニュース、
天気、交通情報などのコンテンツホルダーに
ネット配信の許諾を得なければならない。

 

ラジオ局はコンテンツがたくさんあっていいですね・・
などとよく言われるが、いざネットに転用しようと
思っても身動きが取れないのだ。

 

それが今回、ラジオ局が一丸となって各権利団体と
交渉し許諾を得てネット配信が実現したのである。

 

radikoが画期的なのはインターネットでラジオが聴ける
ことではなく、権利許諾が得られたことが画期的
なのだ(あくまで試験放送だけど)。

 

しかし、今週iTunes上にradikoの勝手アプリが数本
登場した。これらは権利無視の無法アプリである。
これによって権利者から「やはり認められない」
という判断がくだされたらラジオ業界の努力は
水泡に帰すことになりradikoは消滅するかもしれない。
(現在は通報により無法アプリは削除されているが。)

 

ラジオがより良いコンテンツを届け続けられるためにも、 

良識あるリスナーはこの点をご理解いただきたいと
思います。

 
2010.04.09 20:04